小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2025.11.01
おだわら名工舎
丹下健三邸の縮尺模型展示
ひろしま国際建築祭で
建築文化の祭典「ひろしま国際建築祭」が、広島県福山市や尾道市などを会場に11月30日(日)まで開催されている。
同展では、建築家の丹下健三(1913〜2005)が東京・成城に設計した自邸の縮尺模型を展示。伝統建築の技術継承や職人の育成に取り組む「おだわら名工舎」の職人らが手掛けたもので、六本木ヒルズ・森美術館の15周年を記念して2018年に開かれた建築展のために制作した作品が再び披露されることになった。
建築祭を主催する神原・ツネイシ文化財団では丹下邸を福山市内に再建するプロジェクトを進めており、プロジェクトの一環として縮尺模型を展示。模型は3分の1スケールで、東海大学の工学部建築学科で教鞭をとる野口直人さんが制作監修し、おだわら名工舎の建築職人らが制作。小田原市内の山林から切り出した杉材を使用し、木組みの継手などには伝統的な工法が用いられている。
建築祭での展示に向け、美術品倉庫に保管されていた部材を設営場所となる広島県福山市に移送。6人がかりで組み立て、3日間をかけて再び丹下邸の縮尺模型を完成させた。
名工舎の理事長で宮大工の芹澤毅さんは「自身にとっても愛着のある建築作品。当時の記憶をよみがえらせながら造った」と作業を振り返る。「自分たちが手掛けた作品がプロジェクトの資料として活用されるのは光栄。多くの方に見てもらい、小田原にはこんな技術を持った職人がいるんだと感じてもらえたらうれしい」と話した。
作品は福山市の神勝寺・禅と庭のミュージアムで展示されている。
ピックアップ
意見広告・議会報告
小田原・箱根・湯河原・真鶴 ローカルニュースの新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!











