小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2025.12.20
ペットとの避難考える
新玉地区 飼い主対象にセミナー
災害時にペットと同室避難することを目指した飼い主向けのセミナーがこのほど、小田原市立新玉小学校で開催された。主催は新玉地区まちづくり委員会と新玉小学校広域避難所運営委員会。
同運営委員会ではペット同室避難を目指し、2022年度から検討を開始。同行避難や同室避難の訓練のほか、飼い主の会を発足させ、同地区で飼育されているペット数のアンケート調査などを地域主体で行ってきた。
当日は同地区内外から約20人が参加した。冒頭で波多野明夫新玉連合自治会長は「ペットは家族以上に大きな存在。飼い主は災害時にペットのことを考える責任がある」とこの日の趣旨を語った。
セミナーでは今年2月のアンケート調査の結果が公表されたほか、獣医師の小林樹さんによる「健康管理とマナー」、犬公認訓練士の岩城和美さんによる「犬とともに生きるためのしつけ」に関する講演がそれぞれ行われた。飼い主の会代表の芥川真弓さんは「(新玉地区では)118匹ペットがいる中87匹が避難を希望している。飼い主のみなさんと一緒に考えていきたい」と話した。
またペット向け防災手帳が配布されたほか、防災グッズが展示され参加者は防災意識を高めた。
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