神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

仙石原でコツコツ鉄道の庭 模型職人・坂本敬洋さんが製作中

公開:2014年4月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
坂本さんとスイス・レーティッシュ鉄道のGゲージ模型同鉄道の名物である「ランドヴァッサー橋」も作った
坂本さんとスイス・レーティッシュ鉄道のGゲージ模型同鉄道の名物である「ランドヴァッサー橋」も作った

職人魂の結晶「まだ未完成」

 仙石原に住む坂本敬洋さん(49)が、別荘地の一角でヨーロッパの鉄道の風景を再現しようとしている。 自営のカフェの隣に広がる「庭園鉄道」に走るのはGゲージと呼ばれる大型模型。本物の電気機関車のように走行音を発し、日没後には車内灯やヘッドライトを光らせる。坂本さんによると「庭園は未完成」だが、インターネットでその存在を知った家族連れや高齢者が訪れるという。

 坂本さんは静岡出身で大学で彫刻を学び、26年前に東京に模型店を開いた。こうした「庭園鉄道」は欧米では趣味として知られた存在だが、国内で形にする人は少ない。坂本さんは夢を形にするため、3年前に箱根への移住を決意。230坪の土地で砂やセメントをこね、欧州の山岳を盛り上げた。昨年夏に全長50mの線路コースが完成し、現在はもう一本の路線(160m)に取り組んでいる。

 未完成とはいえ、スイス旅行の経験者が見て驚くという出来栄えで、箱根登山鉄道が姉妹提携するレーティッシュ鉄道も走る。風景の再現は坂本さん自身の欧州旅行の記憶をもとに、スイスの風景写真などをかき集めて参考にしたという。「これからスイスに広がるレマン湖を作る予定です。駅のホームや街並みも増やし、ロープウェイや気球も飛ばせたら。面白いと言ってもらえる場所にしたいですね」。現在は土日を中心に不定休でオープンしている。入場は無料で「カフェで何かオーダーして頂けたら」とのこと。詳しくはネットで「クラフトサカモト」で検索を。問合せは【電話】0460・83・8881。

鉄道ホームや街並みが増える予定
鉄道ホームや街並みが増える予定

箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

宇宙に輝く「勝俣隆」

宇宙に輝く「勝俣隆」

箱根出身・功績たたえ小惑星に命名

5月1日

蘇るか彫刻の祭典

真鶴町

蘇るか彫刻の祭典

来年の五輪に合わせ、今秋にも公開制作

5月1日

創始者が一万円札に

創始者が一万円札に

箱根温泉供給(株)のルーツ「耕牧舎」創立

4月19日

漫画でわかる土肥実平

漫画でわかる土肥実平

 武者行列で初配布

4月19日

湯河原の由来も万葉集

湯河原の由来も万葉集

「令和」に驚きと期待

4月5日

「あかり」大槌町に出張

湯河原明店街マスコット

「あかり」大槌町に出張

復興中の末広町商店会と交流

4月5日

あっとほーむデスク

  • 5月1日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 1月25日0:00更新

箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2019年5月1日号

お問い合わせ

外部リンク