プララ杉田専門店会(佐藤祐治会長)は10月25日、気仙沼復興商店街・南町紫市場(宮城県気仙沼市・村上力男理事長)と姉妹商店街協定を締結した。商店街が姉妹協定を結ぶのは、区内ではこれが初めてのケースとなる。
締結式はこの日、杉田劇場で開催された、区民有志団体「横浜杉田 気仙沼応援隊」(山口昭代表)による防災減災講演会の冒頭で行われた。講師として会場を訪れた復興商店街・南町紫市場の坂本正人副理事長と、プララ杉田の佐藤会長が、両商店街関係者と共に登壇。地域住民など多くの聴衆が見守る中、署名を行い、協定書を取り交わした。
坂本副理事長は「杉田のみなさんには震災直後から、本当にご支援をいただいた。ありがとうございます」と挨拶。佐藤会長は取材に、「2年弱にわたる両地域の交流活動が、姉妹商店街という形で結実した。これを機にこれからも、積極的に支援や交流を続けていきたい」とコメントした。
協定では、商店街や観光振興の推進、防災減災に関する情報交換などを、協力事項で定めている。期間は1年間で、どちらかが望まない限り自動更新される。
地域全体で被災地応援
プララ杉田は、気仙沼の支援に積極的に取り組んできた。震災直後には、市内で1、2番目に早いチャリティーコンサートを実施。その後も、佐藤会長たち商店街関係者が現地をたびたび訪問したほか、地域住民から冬服や食器の寄付を呼びかけ、集まった大量の物資を現地に送っている。
杉田地区ではこのほか、杉田劇場が昨年10月にベルリンフィルと協働でチャリティーコンサートを開催し、売り上げを気仙沼の文化子育て交流拠点「cadocco(カドッコ)」の設立費用として寄付。また、アマチュア音楽家サークルのイマージュISOGOは、使わなくなった楽器を住民から募集し、被災者に届ける活動を行っている。
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