神奈川県内の中高生を対象に、刑事裁判手続きについての理解を深めてもらうことなどを目的とした、横浜弁護士会、横浜地方裁判所、横浜地方検察庁の三者共催による「サマースクール」が7月25日、横浜地裁などで開催された。
8回目の今年は、59人の生徒が参加。同会弁護士と裁判所や検察庁を見学したほか、座談会では裁判官や検察官から法律家の仕事についての話などを聞いた。
また横浜地裁内の本物の法廷を使って、参加者による模擬裁判も実施(写真上)。窃盗未遂罪の成否が争われるシナリオに沿い、生徒らはそれぞれの役に分かれてセリフを担当。模擬裁判後にはテーブルごとに分かれて「どのような判決を出すべきか」について弁護士を交えて白熱した議論も行われた(写真下)。
港南アール法律事務所(上大岡西)の代表で同会サマースクール部会の高栁良作(りょうさく)部会長は、「複数の視点から物事を考えるということのきっかけにもしてもらえれば」と話していた。
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