港南区・栄区 社会
公開日:2017.11.23
最戸町友会
感染症対策プロが指導
横浜東邦病院が講習
港南区の最戸町友会(笠原靖幸会長)が11月18日、近隣の横浜東邦病院による講習会を同会館で行った。
同町内会から約30人が参加。今年ニュースでも多く取り上げられた「食中毒原因菌」をはじめ、この時季に流行しやすい「ノロウイルス」、同町内会から要望があった「災害時のぼり旗掲出」の3つのテーマで約1時間にわたり、同院スタッフから説明があった。
「食中毒は年中無休!」と題して話をした同院・栄養科の坂上ユキエさんと吉田朱花さんは、菌の種類や感染症状、対策のほか、近年の傾向として、主に鶏肉などが原因になる「カンピロバクター」の事例が増えていることを説明した。「予防三原則は微生物をつけない、増やさない、やっつける。手や器具の洗浄、消毒も徹底を」と強調していた。
ノロウイルスのテーマは看護師の山田隆也さんが担当。家庭でもできる正しい対策方法と題して、嘔吐した物の正しい処理方法を話した。処理時に便利な、ゴミ袋を活用した「使い捨てエプロン」は実物を見せて説明=写真。重要な予防方法である手洗いは、動画を見せながら詳しく紹介した。
災害時医療のぼり旗は、種類と役割、目的などを事務部の坂本剛さんが説明した。終了後、同町内会の柘克征さんは「これまで断片的にしか知らなかったことも多かったので、勉強になった」と話していた。
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