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公開日:2026.03.13

「身に余る名誉 心から光栄」
指揮者・山田和樹さん 芸術選奨文科大臣賞

  • 山田和樹さん ©Yoshinori Tsuru

    山田和樹さん ©Yoshinori Tsuru

 文化庁が3月2日、芸術各分野において優れた業績を上げた個人や団体を顕彰する2025年(令和7年)度の「芸術選奨文部科学大臣賞」の受賞者を発表、秦野市出身の指揮者・山田和樹さんが音楽部門に選ばれた。

 贈賞理由として文化庁は「令和7年の山田和樹氏の活動は、その見識と主張、音楽的内容の充実において刮目すべきものであった。海外での活動を主軸にしながらも、国内においても氏しかなし得ないプログラミングとその演奏内容の充実を示した(抜粋)」と発表。

 山田さんは「この度は大変身に余る名誉な賞をいただき、心から光栄に思うと共に、とても恐縮しています。若い頃は、歳をとるごとに"指揮"という謎が徐々に解明されていくものとばかり思っていたのですが、現実はその反対で、謎は一層深まるばかりでした。

演奏家の中で唯一音を発さない指揮者という特殊性は、ずっと"答えのない問い"を考え続けることを定めとしているのかも知れません。しかし、その問いを考え続けられること自体が、とても幸せなことであるのだと思えます。今回の受賞は自分一人がいただいたものではなく、たくさんの仲間と一緒に受賞させていただいたものとして、今後の音楽活動の糧にさせていただければと思っています」と受賞の喜びを話した。

 山田さんは1979年、秦野市生まれ。高校時代吹奏楽部でオーケストラを指揮したことがきっかけで指揮者を志し、東京藝術大学に進んだ。2009年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、BBC交響楽団を指揮し欧州デビュー。現在は、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督、バーミンガム市交響楽団音楽監督。2025年は世界最高峰のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演でデビューを飾り、この様子は日本でも生中継されるなど大きな話題に。今後も世界的な活躍が期待されている。

ふるさと秦野に音楽を

 渋沢小、渋沢中学校卒業。しぶさわこども園の園歌は公募歌詞に山田さんが作曲している。2020年はだのふるさと大使に就任。クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)のミュージック・アドバイザーに就任した2016年からは同館でプロデュース公演シリーズを手掛け、ふるさと秦野にクラシック音楽を広める活動を展開。この公演は、ほかではないホーム感あふれる楽しいトークやアドリブ演出などもあり人気だ。次回は5月16日開催。残席わずか。

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