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宮前区版 公開:2015年6月5日 エリアトップへ

農園フェスで就労体験 障害者7人がスタッフに

社会

公開:2015年6月5日

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運営スタッフとして来場者と交流
運営スタッフとして来場者と交流

 川崎市はダイバーシティ(多様性)社会の実現を目指すNPO法人ピープルデザイン研究所(須藤シンジ代表)と事業連携し、昨年から障害者雇用・就労促進事業に取り組んでいる。その一環として5月31日、区内平の小泉農園で開催された「農園フェス」で障害者の就労体験を行った。

 参加したのは区内で福祉施設を運営する「社会福祉法人はぐるまの会」と「社会福祉法人みのり会」の施設利用者7人。当日は会場設営、グッズや生ビールの販売、いちご狩りの手伝いを行い、スタッフとして笑顔で接客を楽しんでいた。

 体験修了後には手渡しで給料(交通費)が支払われた。みのり会から参加した飛田直美さん(32)は「色々な人と会話できて楽しかった。貰ったお金で親戚の子に誕生日プレゼントを買ってあげたい」と話していた。

 現在、区内には障害福祉サービス事業所(通所)が11カ所あるが、一般企業への就職を目指す「就労移行支援事業所」はなく、各施設での軽作業などが中心となっている。

 ピープルデザイン研究所では「就労を目指しても難しい現状がある。まずは『アルバイト』として街に出て、働く喜びを知ってもらいたい」と話す。同事業ではスポーツイベントスタッフなどの体験プログラムに、昨年8月からのべ約250人が参加している。「体験を通して今まで内気だった人が率先して外に出るようになることも多い」と成果が見えてきている。今後も各種イベントを通した就労体験の他、研修や講演などを行い「心のバリアフリー意識」の普及啓発を行っていく。

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