大山が一年で最もにぎわう夏山シーズンが、今年もやって来る。7月27日(月)には大山阿夫利神社(目黒仁宮司)の下社で、江戸時代から続く神事「山開き祭」が執り行われる。午前9時ごろから、見学自由。同祭では、大山三大講のひとつ「東京日本橋お花講」の社中たちが山頂への入口にあたる登拝門の扉を、古くから伝わるしきたりに則って開ける。
大山は古来より神の宿る霊山とされ、夏山の時期以外は山頂への登拝が禁止されていた。しかし大山を信仰する人や登山客の増加により規制は徐々に緩和。1965年の丹沢大山国定公園の指定をきっかけに、年間を通して登拝できるようになった。
下社の脇にある登拝門は山頂に続く登山道の入口。普段は扉の片方だけが開けられているが、夏山期間だけは両開きになる。この門の鍵を持つのが、東京日本橋お花講。毎年およそ60人の社中が神事に参列し、古くからのしきたりに則って扉を開けている。
扉が開けられると、社中たちは「さんげ、さんげ、六根清浄」と唱えながら山頂に向かう。「さんげ」とは懺悔を意味し、参拝することで目・耳・鼻・舌・身・意の「六根」が清められるとされる。
今年は、ケーブルカーが運休の中で山開きを迎える。大山阿夫利神社の目黒久仁彦権祢宜は「夏山登山を通じて、大山の歴史や伝統を味わっていただきたい」と話している。
ケーブルカーの運転再開は10月1日(木)の予定。夏山の期間は8月17日(月)まで。
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