五輪メダリストで元ケニア代表のマラソン選手エリック・ワイナイナさんや、湘南ベルマーレトライアスロンヘッドコーチの中島靖弘氏らが先月14日、山下みどり台小学校で、1日限りのランニング教室「HAPPY RUNNINGwithエリック・ワイナイナ」を開いた。
この催しは同小と近隣にある山下小学校、緑が丘中学校のPTAが合同で企画した。父母らと親交のあった(株)045(ゼロヨンゴ)(青葉区)の土師忠臣社長がワイナイナさんらに声をかけ、初めてとなる3校合同でのランニング教室が実現した。
当日は、小中学生とその父母ら約320人が中島コーチらが組み立てたプログラムを通じ、気持ちの良い汗を流した。ストレッチやウォーミングアップを終えると、バランス感覚や正しいステップ、フォームなどを養うサーキット練習に参加。ワイナイナさんの周りには子どもたちが群がった。
鍛えられたワイナイナさんの身体に感心した様子の生徒らは「どうやって鍛えるとこんなに腹筋が固くなるの?」などと矢継ぎ早に質問を投げかけていた。自身が参加する横浜マラソンを次の日に控えての参加となったワイナイナさんは終始笑顔で参加者に話しかけ、積極的に交流を持っていた。
参加者全員で参加するリレーやワイナイナさんと競うミニミニマラソンは白熱した。5秒のハンデで遅れてスタートしたワイナイナさんが先行走者にじりじりと追いつくと、子どもたちは渾身の走りを見せ、会場からは大きな声援が送られた。
ワイナイナさんは「早く走ることよりも、まずは楽しむことを忘れないで欲しい。みんな、夢を持って。今日の日のことを楽しい思い出としていつまでも覚えていてくれたら。そしていつの日か私の母国ケニアにも遊びに来てほしい」と話した。
多くの選手をサポートしてきた中島コーチは「どんなに素晴らしい成績を収めた選手もそこまで続けることができたからこそ。継続するには楽しむことが一番。それが伝えられたらと思う」と話した。
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