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緑区 教育

公開日:2023.12.07

星槎学園北斗校
科学の不思議を体験
親子が夢中「宇宙の学校」

  • スズランテープが静電気でふわふわと宙に浮いた

 星槎学園北斗校(矢吹勝彌校長)はJAXA宇宙教育センター、認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会(KU―MA)と連携し、10月から12月に掛けて3回にわたり「宇宙の学校」を開催した。同校は数年前から、地域の小学生と保護者を対象に、科学の不思議を学ぶ機会を提供しているという。

 同校によると、今年は親子23組が参加。10月には、ろうそくの炎で動く船「ポンポン船」の工作、11月には「スポイトロケット」を飛ばす実験を通じ、ロケットが飛ぶ原理などを楽しみながら学んだ。

静電気から学び深める

 最終日の12月2日も、多くの親子が同校に集まった。この日のテーマは「静電気の不思議」。子どもたちはKU―MAの副会長・稲葉茂さんから、ロケットと静電気の関係、静電気と動電気の違いなどを学んだ。

 また、ペットボトルから流れる水に、革でこすった「塩ビパイプ」を近付けると、静電気で水がパイプに引き寄せられる現象も目の当たりにした。ひもで吊るしたネギやキュウリに、静電気を帯びたパイプを近付ける体験では、パイプが触れていないのに野菜がくるくると回転。野菜の水分が静電気の影響を受けていると知り「動いてる。すごい」と声を上げて楽しむ親子の姿もあった。

 さらに、細かく裂いたスズランテープを静電気で宙に浮かせる体験も行われ、子どもたちが夢中になって楽しんでいた。宇宙の学校に3回全て参加したという宍道考陽くん(小6)は「テープを細かく裂いたら上手くできた。今回が一番面白かった」と話した。

 矢吹校長は「楽しみながら学ぶことが学びの根本。今後もこうした場を提供したい」と語った。

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