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緑区版 公開:2024年2月22日 エリアトップへ

緑公会堂で2月25日に開かれる「お囃子体験講座」で講師を務める寺山囃子保存会会長の 平本 誠さん 寺山町在住 58歳

公開:2024年2月22日

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感謝を込めて伝統を継承

 ○…「スコトン、トントン。トーヒャラ、イーヒャラ。まるで呪文みたいですよね」。お囃子の太鼓や笛などの演奏には楽譜がなく、音そのものを覚えて伝承していくのだという。1949年に発足し、70年以上にわたり伝統を受け継いでいる寺山囃子保存会。2014年度には、横浜市無形民俗文化財保護団体に認定されている。同会は2月下旬、小学生以上を対象に緑公会堂で開催される体験講座でお囃子の魅力を伝える。

 ○…寺山町に生まれ育った。幼い頃から運動神経が良く、小学生のときには市のリレー大会の選手を務めたほか、中学時代は体操部の部長を任され、部をけん引した。同保存会の先輩に誘われ、30歳で入会。「初めはひょっとこの踊りを学び、3年後からは主に獅子ばかり担当しました」。獅子役では体操部時代に身に付けた技術を存分に生かし、演じながら美しい逆立ちも披露。観衆の注目を集めた。

 ○…現在は、寺山町で建築関係の企業を経営。祖父の代から続く会社で、39歳のとき代表取締役を継いだ。家庭ではスポーツ観戦が好きで、ボクシング、サッカーなど楽しみにしている競技の幅は広い。「コロナ禍の前は、よくベイスターズを応援しに横浜スタジアムに行っていました」。3人の子宝に恵まれ、お囃子の獅子役は息子に引き継いだという。

 ○…現在、園児から80代まで22人が所属する同保存会。会長となり、およそ10年が経過し「仲間たちがいるから続けられている」と、言葉に感謝の念が滲む。羽織った半纏の背には「寺山」の文字。「私たちは街の名前を背負って活動している。これからも、その名に恥じないよう続けていきたい」。地域の伝統を未来へ。その思いを胸に後継者を育てていく。

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