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港北区 社会

公開日:2020.09.03

地産地消を守りたい
”農家の店”大倉山に移転

  • 小山農園の小山代表(写真上)。新羽の農園では小松菜を中心に育てている(写真下)

 コロナ禍の中、厳しい環境下におかれている飲食店。新羽の野菜農家、小山農園の小山晃一さんが営む農家レストランもその一つだ。

 小山さんは、2011年に会社員から実家の農家にUターン就農。17年からは、地元の野菜・生産者の魅力を知ってほしいとの願いから、センター北駅近くで農家レストランを開業した。ところが地域の人に支えられて3年の月日がたった今年、コロナの影響を受け、3月から業績が大幅に悪化し、7月末には閉店に追い込まれた。「自分や仲間のつくった新鮮な野菜を食べて貰おうと始めた”農家と消費者をつなぐ場所”を何とか残したかった」と小山さん。そんな思いが通じたのか、経営継続には必須条件だった店舗規模の小さいテナントが区内大倉山に見つかったことで、移転再開への道筋が見えてきたという。

 現在、店名も「農家ダイニング そざいや」とし、再開へ向け準備中だ。また、旧店舗を清算し、新店舗の改装する費用支援のクラウドファンディングも実施中。支援を行うことで、新店オープン後に使用できる食事券や「新鮮野菜セット」などが支援者に提供される。https://camp-fire.jp/projects/view/308953から応募を。

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