師岡小学校の6年5組では総合学習の授業の一環として、同じ町内にある商業施設「トレッサ横浜」で、2月15日(月)〜23日(火)に写真展を行う。会場は、同施設の南棟2階グルメブリッジ。地域の「魅力」を約50点の写真で表現するこの展示は、会場選びから、トレッサとの交渉も児童らが行ったという。
コロナ禍にできることを
同小の6年は例年、総合学習で地域と関わりを深める取組みを行っているという。しかし今年度はコロナ禍で、地元の人と直接会うことが難しい状況が生まれた。6年5組の担任、中村勇太教諭によれば「できることをと考え、5組では写真を通して地域の魅力を伝えようと意見がまとまった」という。写真展のタイトルは「ひと目見れば地域にトリコ?輝く地域の光!〜師岡小学校六年生が本気でとりくんだ写真展」。授業の中で地域の魅力的な場所を挙げ、最終的に【1】師岡熊野神社【2】いのちの池【3】師岡町公園【4】梅の丘公園【5】トレッサ横浜【6】横溝屋敷【7】大坂【8】杉山神社【9】樽町中学校【10】鶴見川--の10カ所に絞り、4回にわたって撮影を行った。また撮影には学校で貸し出しているiPadを使用した。
10月には会場を「トレッサ横浜」に定め、児童らが直接同施設にアポイントをとって、開催の目的や企画内容を伝え「教育活動への貢献として、無償で場所を貸していただけることになった」(中村教諭)。また写真の構図やタイトルのつけ方、展示の仕方については、学校行事撮影で契約しているプロカメラマンに授業内で複数回アドバイスを貰い、作品をブラッシュアップした。更に、写真展示以外にも、会場に飾る横断幕や立て看板、チラシやHP、展示しきれない作品のスライドショー動画も児童らが作成し、動画は会場で流す予定だ。実行委員リーダーの長澤立夏子(りかこ)さんは「写真を飾るのも、既成の額縁などは使わず、画用紙で手作りして工夫した。写真のタイトルや撮影者のコメントなども、デザインが得意な子が書いている。そんな細かなこだわりも見て貰えれば。写真展のタイトルにもある『光』にも注目してほしい」。
なお、その他のクラスでも、地域の保育園・幼稚園向けに小学校紹介動画作成、「樽町新聞」「師岡新聞」の発行、「港北区のよいところの取材」、「公園トイレの壁塗り替え」などのプロジェクトが進行中だ。
![]() 教室の後ろに仮で掲示された写真作品
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