港北区 教育
公開日:2023.10.19
新羽小6年
新羽の歴史を紙芝居に
地元の名士から「ネタ集め」
市立新羽小学校(佐藤恵子校長)の6年生の児童らが、総合的な学習の時間「新羽の魅力を探ろう!」の中で、紙芝居やカルタを制作して発表する取組みを進めている。
6月に、地元の名士らから新羽の歴史や地名の由来などを教わった児童たち。6年1組では、「新羽の地域をよく知り、形に残して恩返しをしよう」と、紙芝居を制作することが考案された。
その制作に役立てようと今回は、前回話を聞いた同小地域連携コーディネーターの佐藤建二さんと小山正博さん、西方寺の伊藤仁海住職、大倉精神文化研究所の平井誠二さんに加え、同小PTA会長でイチゴ農園などを営む長澤佑典さん、地元の兼業農家で、学校給食に根菜類を供給したり、ダイコン掘り体験などで交流のある米山和広さんを講師として招き、聞き取り調査を行った。
児童らは「地名の由来」「農家」「駅」「バス停」「西方寺」など様々なテーマごとにグループを作り、それぞれの講師にインタビューを開始。インターネットで調べた情報以外の、より具体的な「生のネタ」を得ることができ、制作意欲を掻き立てられていた様子だった。
先行して紙芝居文化推進協議会の協力で、絵や脚本のコツ、紙の引き抜き方の工夫点などを学んだ児童たち。集めた資料をまとめ、これから紙芝居の制作に取りかかる。11月中の完成を目指し、実物を使った演技の練習を行い、年明けに発表する予定だという。
佐藤さんは、「講師の話のどんなところに興味を持ち、どんな風に紹介するのか、とても楽しみ」と語り、「地域の歴史や文化を新たな目で見てもらい、後輩たちに受け継いでくれることを期待したい」と話した。
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