港北区 文化
公開日:2024.05.30
鶴見川で舟運の実証実験
潮汐利用し遡上
鶴見川舟運復活プロジェクト(大谷佐一会長)は5月18日、港北ふるさとテレビ局と合同で昔の舟運の検証実験を実施した。鶴見川に手作り舟を2艘浮かべ、潮汐に合わせて行われた。
鶴見川中流域は、縄文時代には海の湾が入り組んだ地形で、昔から潮汐を利用して舟で荷運びや交流が行われていたという。1500年頃、西方寺(新羽)は極楽寺(鎌倉)から舟運で移設された記録が残されている。
検証実験は2008年に新羽橋〜生麦干潟、15年に新羽橋〜鶴見川漕艇場で行われ、今回が3回目。26人の参加者は、太尾河岸下流から鳥山川合流地点の間をどこまで遡上できるかを検証した。
大谷会長は「昔やっていたことを試せて、参加者も楽しんでいた。通りかかった人も興味深く見てくれて手を振る人も」と嬉しそうに話した。
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