青葉区 教育
公開日:2025.12.18
元石川小
ナイジェリアの理解深める
児童394人が大使と交流
元石川小学校(野間義晴校長)の児童394人が12月9日、ナイジェリア連邦共和国大使館の臨時代理大使を務めるアデセケ・アキンイエミ・フローレンス・イエウンミ公使らを招いて国際交流を深めた。
今年5月に大規模洪水に見舞われたナイジェリア。8月には横浜市で第9回アフリカ開発会議が開かれ国際情勢に関する意識も高まる中、同校の英語指導助手(AET)がナイジェリア出身という縁もあって、同国大使館との交流事業が企画された。
当日はナイジェリアへの理解を深めるため、児童らが作成したインタビュー動画を上映。現地の子どもの間で流行っている遊びや人気の食べ物などをAET職員に取材する様子を紹介した。
また、児童代表が英語で「来てくれてありがとう」とお礼の言葉を伝えると、公使も「ナイジェリアと日本がいつまでも良い友人でいられるように。みなさんも先生の言うことをよく聞いてたくさん学んでほしい」とスピーチ。最後は日本語で「ありがとうございます」と締めくくった。
文化の違い学ぶ
後半は、4年生と5年生を対象に、同国の成り立ちや文化の違いを学ぶ特別授業を実施した。民族や言語もさまざまなアフリカ。同国は西アフリカで一番大きい国として”アフリカの巨人”と呼ばれ、石油や天然ガスなどの天然資源が豊富であることなどを解説した。
公使が「みんなが大好きなチョコレートの原料・カカオ豆もたくさん取れる」と話すと、児童らは目を輝かせて話を聞いていた。
野間校長は「子どもたちにとっても、自分たちが世界につながっているという実感を持つ機会になったのでは」と期待を寄せた。
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