港北区 スポーツ
公開日:2025.08.28
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インターハイ男子400mで銅メダルを獲得した港北高等学校 3年 高橋千尋さん
今年、広島の地で7月末に開催された全国高等学校総合体育大会(インターハイ)陸上競技。港北高等学校(坂本聡志校長)の3年生・高橋千尋さん=写真=が、男子400mで見事全国3位の快挙を成し遂げた。初のインターハイ出場で自己ベスト更新、陸上強豪校の選手たちを抑え、見事な銅メダル獲得だ。
努力実った初舞台
陸上競技を始めたのは中学1年から。バスケットボール部と迷い、友人に連れられ陸上部に入部。専門は高跳びだったが、高校入学後、顧問の勧めで400mを本格的に始めたという。「(400mは)初めは楽しいと思えなくて」と率直な気持ちを語るが「楽しくなったのはタイムが伸びて結果を出せるようになってから」とほほ笑む。2年生からは、スタミナ不足という課題克服のため、食生活の改善や練習メニューの変更にも取り組んだ。努力の結果、3年生で初めてのインターハイ出場権を獲得。「みんなの応援も後押しに。緊張よりも楽しみの方が大きかった」と語るように、全国の舞台で臆することなく自身の力を発揮した。
一方で、同大会の入賞を目指して練習してきたことに対し「より高い目標を設定していれば、もっと上を目指せたはず」と悔しさもにじませる。この経験を糧に、U―20日本選手権や国民スポーツ大会で、インターハイの雪辱を果たすことを誓う。今後については「大学でも陸上を続けます。やるのも観るのも好きなので将来はまだ分からないけれど、何らかの形で関わっていきたい」と真剣な眼差し。港北高校の星、高橋千尋の今後に注目だ。
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