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港北区 スポーツ

公開日:2025.09.18

港北区の新星を紹介! 熱ネク
熱いぜ!ネクストジェネレーション
インターハイ女子ソフトボールで優勝した厚木王子高等学校 3年 熊谷美沙さん(綱島東在住)

 今年、インターハイの頂点に立った厚木王子高等学校ソフトボール部。その日本一の快挙は、綱島東に住む熊谷美沙さんの存在なくして語れない。ポジションはセンター、打順は3番。12年間一筋でソフトボールに打ち込んできた熊谷さんは、チームの勝利に大きく貢献した。

"声出し"で仲間を鼓舞

 自身の最大の武器はと問うと開口一番「声出し」と分析。試合中は、普段とは別人のように大きな声で仲間を鼓舞し、チームを盛り上げる。どんなに試合が長引いても変わらない。これは、「チームメイトに気合いを入れさせる」という強い気持ちの現れだ。

友情が育んだ日本一

 ソフトボールを始めたのは小学1年生の時。「綱島東シャークス」に所属し、中学からは横須賀の強豪クラブチーム「横須賀ゴールドウェーブ」で実力を磨いた。厚木王子高校に進学したのは、中学時代の仲間と再びプレーするため。往復3時間にも及ぶ通学時間も苦ではなかった。

 12年間ソフトボールを続けてこられた理由はただ一つ。「楽しいから」。特に「みんなで協力してやる」というチーム競技の楽しさが、彼女を支え続けた。この道のりは、仲間との絆を深め、コミュニケーションの大切さを教えてくれた。

実を結んだ舞台

 インターハイ優勝の瞬間、胸中をかすめたのは「毎日大変だったけど、やってきたことには意味があった」という思い。特に印象に残っている場面は、決勝戦のタイブレークでのバントだ。プレッシャーがかかる場面でも、チームのために確実にバントを決め、勝利への流れを作った。

 インターハイを終え、大学受験へ向け新たな挑戦を始める。将来もソフトボールを続けるという彼女。厚木王子高校ソフトボール部の優勝を支えた熊谷美沙さんの、今後の活躍に期待がかかる。

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