「おはようと声をかけると『隊長だ!おはようございます』と声をかけてくれるのが嬉しいんだよ」と目尻を下げるのは、古谷信治さん(東山田在住・86)。2005年から東山田小学校や山田小学校で通学する児童らの見守り隊に参加しており、現在は隊長として23人の隊員らと見守り活動を行っている。
これまでに、都筑警察防犯指導員や交通部長など様々な地域活動に取り組んできた。地域の人から誘いを受け、見守り隊の活動を始めた。初めの頃は緊張していたが次第に楽しくなっていったという。雨や雪が降る日も毎日立ち続ける古谷さん。辛いと感じたことは一度もないと口にする。「一人で学校に行けず、私と手を引いて一緒に登校していた子が、笑顔で登校する姿を見られたのが嬉しかった」と笑顔で話す。
長年共に花の手入れサークルや地域活動を行っている、美里橋サークルの近藤記一会長は、「なかなか続けられることではない」と活動を称賛し、「見守り活動だけでなく、緑道の害虫や台風で発生した倒木など危険な箇所を土木の人に連絡し環境を整えてくれる」と感謝を述べた。
現在、隊員の中で最年長の古谷さん。見守り活動の相棒の自転車と共に、「自分の身体のできる範囲で活動を続けていきたい」と力を込めた。
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