都筑区 社会
公開日:2022.10.20
川和高校サッカー部
世代超えて交流戦
ろうの選手も参加
県立川和高校(師岡健一校長)の生徒が15日、聴覚障がい者や社会人とサッカーを通じた交流を行い親睦を深めた。
企画したのは町田市の社会人チーム「FC YAMAGE」の本多秀行代表。神奈川デフフットボールクラブ「KDFC」と川和高校サッカー部、同校保護者団体「背中の会」メンバーらが協力し、2015年から交流戦を行っている。
午前中は教室でワークショップを実施。約60人の参加者を4つのチームに分け、名前やポジションを書いたシートを使って自己紹介を行った。この日は県立南稜高校の社会福祉部の生徒らも協力。参加者は手話を用いながら積極的にコミュニケーションを取っていた。
ワークショップ終了後はグラウンドに移動し、チームごとにトレーニングやミニゲームを実施。最後はKDFC対同校生徒・背中の会・FC YAMAGEで交流試合を行い、汗を流した。
企画の立ち上げにも携わったKDFC選手の桐生聖明さん(32)は「聞こえる人、聞こえない人、年齢関係なく一緒に楽しむことができるのがサッカー。とても意義のある取組だと思う」と話し、本多さんは「勝ち負けだけではなく、全ての人が生涯付き合っていけるスポーツ。サッカーを通して視野を広げていってほしい」と話した。
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