都筑区 社会
公開日:2023.01.26
茅ケ崎東小6年2組
「危険個所の改善を」
行政に要望書提出
自分たちの住むまちをより良くするために出来ることを――。茅ケ崎東小学校の6年2組の児童が総合学習の一環で学区内の危険個所の改善を求める要望書を神奈川行政評価事務所に提出し、昨年12月にその結果報告を受けた。路面標示の修繕など2つの要望が受け入れられ、子どもたちの願いが実現した。
この取組は総合学習の一環で「学区内の危険個所を見つけ、学校のみんなに知らせて注意を呼びかけたい」という児童の声から始まったもの。まず行なったのは危険個所の洗い出し。まち歩きをしながら気になった箇所を撮影し、調査結果をまとめて校内に向けた発信を9月に行った。
そして最終的に取り組んだのが問題の改善を依頼するための要望書の作成。路面標示や看板の設置など5つの要望をまとめ、同校の職員室アシスタントで行政相談員を務める丹藤雄二さんに提出した。
「児童がせっかく自分たちで調べた危険個所。学校のみんなに知らせるということだけで終わらせないようにしたかった」と話す丹藤さん。早速、神奈川行政評価事務所へ報告したところ、警察や区役所、土木事務所などに改善に向けて申し入れをしてもらえることになったという。
実際に受け入れられたのは「消えかかっていた『止まれ』標識の補修」と「路上駐車の取り締まりの強化」の2つ。昨年12月末に丹藤さんと神奈川行政評価事務所の職員らが同クラスを訪れ、どちらも既に対応済みであることを報告すると児童からは安心と喜びの声があがった。出前授業も実施され、行政相談委員が果たす役割などの説明が行われた。
丹藤さんは「まさに児童の行動が行政を動かしたと思う。これからも自分が住んでいるまちの中で問題を見つけた時に、そのままにしないで行動してほしい」と力を込めた。<
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