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都筑区 社会

公開日:2023.10.12

真夏日、池辺町で60日
市内最多、7〜8月の観測で

  • 真夏日日数分布図

  • 猛暑日日数分布図

 全国各地で厳しい暑さを記録した今年、横浜市環境科学研究所の観測でも同様の結果が表れた。市内の36地点で観測された7〜8月の平均気温が28・8度に上り、すべての地点で過去10年間(2013年〜22年)で最も高い平均気温を記録した。最高は鶴見区上末吉の29・6度、最も低い港南区港南台でも28・0度だった。

 また、猛暑日(最高気温35度以上)や真夏日(同30度以上)、熱帯夜(最低気温が25度以上)の日数も、最多記録を更新した。猛暑日の市内最多は都筑区長坂で26日、真夏日は区内池辺町で60日。一方、猛暑日・真夏日の最少はともに戸塚区柏尾町だった。同研究所は「市内北部や内陸部は、相模湾からの海風が入ってこないため、南部と比べ気温が上がりやすい。また比較的緑が多い西部より、都市化した東部で高温になる傾向がある」と話す。

 同研究所は市内の暑さの状況把握をするため、条件を満たす小学校の百葉箱に温度計を置き、1時間ごとに気温を独自に観測している。過去10年間の気温の平均値は27・0度。最低は14年・16年・19年の26・5度、これまでの最高は18年の28・2度だった。

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