すみれが丘小学校(栗原信一校長)の児童の保護者や地域の人から成る「すみれっ子広場」が10月から11月にかけて、全児童を対象に読み聞かせや紙芝居を実演している。各学年に合わせて本を選び、紙芝居の演出も変えたプログラムを用意。使用する紙芝居や小道具などは全て手作りで、練習や準備に約3カ月をかけたという。
11月8日は、4年生約60人に実施。詩や絵本、民話の読み聞かせや、わらべうた、手作り紙芝居などバラエティあふれる内容を披露した。終了後には児童から拍手が贈られた。発表した友安凡子さんは「学年ごとに色々な反応が返ってくるので、すごく楽しい。現役の保護者の人もぜひ、参加して欲しい」と話す。
同団体は25年以上前に、「普段、読まないジャンルの本にもふれてほしい」との思いから発足。現在は同小に通う児童の保護者や卒業生の保護者17人が活動する。
今回のほかにも年に数回、読み聞かせなどを行っている。単なる「読み聞かせ」に留まらず、紙芝居やパネルシアター、なぞなぞを取り入れ、多岐にわたる手法を用いて、子どもに本の魅力を伝えてきた。
阿部一平副校長は「赴任した小学校で色々な『読み聞かせ』を見てきたが、ここまで力の入ったものはあまりなかった。今後も継続して本の魅力を伝えてくれたら」と話した。
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