アートと地域の関わりについて考え交流するアートサイトラウンジが11月1日、都筑民家園=大棚西=で開かれた。今回のテーマは「農と生活とアート」。虹色畑クラブ=港北区高田町=の原田朋子代表とチャコ村=東山田町=の菊島景子代表がゲストとして参加し、それぞれの取組や農とアートの関係について話した。
発達障害などの生きづらさを抱える人らが集う虹色畑クラブと不登校の子どもや近所の高齢者の居場所であるチャコ村の共通点は「来ても来なくてもいい」ということ。効率や生産性とは違った価値観の居場所になっている。またどちらも「農」に「アート」の要素を取り入れている。
チャコ村では、農作業はやりたい人がやる。「私しかしない日もあれば、子どもが手伝ってくれる日も。『なんでそんな面倒くさいことやるの?』と聞く子もいるが、すべて食べるため。過程を見せることが食育にもなる」と菊島代表は話す。現在チャコ村では、染料の藍や綿花も栽培。こちらもアートが作られていく過程が分かる。「ワタを収穫して広げていると、子ども達が勝手に作り出したりする。発想の面白さや新たな一面が見られるんです」と話した。
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