意見広告 待ったなしの体育館の空調整備 横浜市会議員しらい亮次
大変な猛暑が続き、小中学校の体育館の空調整備が待ったなしの状況となってまいりました。横浜市の小中学校は505校ありますが、今年度整備を含めて設置の完了している学校は、その内116校(23%)。教育委員会は10年程かけて全校に設置する予定という見解を出していますが、暑さは待ってくれないですし、体育館が災害時の要である地域防災拠点ということを忘れてはいけません。
東京都の設置率は令和4年の国の調べによると82・1%で、神奈川県は5%。横浜市は今年度末で23%なので、神奈川県全体を見ると進んでいる方ですが、命に関わることなので神奈川県の中では進んでいる方などと言っている場合ではありません。空調整備にかかる予算は大体1校3000万円程ということで、大まかな計算だと100%にするためには120億円程の予算の確保が必要です。これほどの予算規模なので、来年度一気にやってください、というのは現実的ではないので、せめて来年度はこの学校、次の年度はこの学校という順番をはっきりさせるべきです。
例えば来年度整備予定であれば、「ではちょっと待ってみようか」ということになりますし、5年後ということであれば、先に簡易タイプのエアコンを整備し、大規模な整備を待つというやり方ができます。体育館を使うのは人間ですので、0か100かではなく、どうしたら本質的な対策ができるかを議論していかなければなりませんし、働きかけをしてまいります。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|