どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき) 第15回 日常の大切さ
このコラムは、「どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき)」をテーマに、都筑区医師会地域多職種連携協議会に寄稿いただいております。日々を穏やかに過ごすヒントになればと思います。
私は看護師生活のほとんどをホスピス緩和ケア領域で過ごし、大切な方々の人生と触れ合あう中で、「日常の大切さ」を感じていましたが、4月に姉を亡くし、更に感じるようになりました。姉はスキルス胃がんと診断がついてから亡くなるまで1か月で、本当にあっという間でした。どう過ごしたいかを話し、「これまでの日常を感じるこの家に居たい」という希望で、家族で交代しながら、介護保険サービス、訪問診療、訪問看護も利用し最期まで家で過ごしました。朝起きておはよう」「コーヒー飲む?」など、たわいのない日常のひとつひとつが愛おしくて仕方がなく、時間が止まってほしいと願いました。人生の最期をどこで過ごしたいか、本気で話し合われたことはあるでしょうか?今という大切な日常の時間は2度と戻ってこないことを心にとめ、ぜひ「自分は最期はどう過ごしたいか」考えてみていただけたらと思います。
■都筑区医師会グリーフケアを考える会
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