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都筑区 社会

公開日:2025.05.08

コンビニオーナー
購入時声掛け、詐欺防止
警察署長が感謝状

  • 表彰状を持つ宇佐美さん(左)=提供

 都筑警察署(扇山剛署長)は4月23日、特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、セブンイレブン横浜勝田南1丁目店のオーナー、宇佐美信一さんに感謝状を贈呈した。

 宇佐美さんは、同店のギフトカード売り場で立ち止まり、悩んだような表情をしていた被害者を見て不審に思い、スタッフに声かけを指示した。「孫へのプレゼント」と主張する被害者に対し、宇佐美さんは会計時にも「詐欺ではないか」と自ら確認の声かけを行った。

 被害者は7万円分のギフトカードを購入して店を後にしたが、帰宅後、不安に思い家族や友人に相談。その後、警察署へ赴き、被害は阻止された。購入したカードは、同店で払い戻しが行われた。

 表彰を受けた宇佐美さんは「自分はやるべきことをやっただけ。被害を防げたことは本当に良かった」と安堵した。

 「日々の接客の中で『詐欺かもしれない』と思うことは多い」と話す宇佐美さん。「疑わしい人には声掛けを行うが、店側の立場として無理には止められない。購入前に一度思い直し、家族などに相談してみて」と呼びかける。

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