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都筑区 社会

公開日:2025.06.26

日生発條株式会社
「生けバネ」で社内彩る

  • 「生けバネ」と「恐竜型クリップ」について説明する武山専務取締役

 大熊町でバネの製造・販売を行う、日生発條株式会社(武山義正代表取締役)では、生け花ならぬ「生けバネ」が製品のPRや社内の装飾として役立てられている。

 同社は、横浜市最大級の工業技術見本市「テクニカルショウヨコハマ」をはじめ、多くの展示会で工業技術・製品を出展している。きっかけは2019年頃。「会社に興味を持ってもらうには、ただ製品を見せるのではなく、違う角度のPRが必要」と考えた同社の武山勝義専務取締役が、「バネで生け花を作ったら面白いのでは」と、当時、横浜市工業技術支援センターでアートディレクターを務めていた浜口大樹さんの協力を得て、「生けバネ」を完成させた。

 現在、花の形は3種類あり、合計およそ1000本ずつ制作している。花芯に色とりどりの電球を入れるなど、バリエーションも豊かになってきているという。

恐竜型のクリップも

 同社は小学生対象の工場見学「こどもまち探検」に協力しており、「子どもたちに何かお土産を作ってあげたい」と考えた武山専務は、恐竜を模ったクリップを作成。工場見学に訪れた児童らに配布している。武山専務は「いつも子どもたちが喜んでくれる。『一人ひとつまで』と言わないとたくさん持っていかれる」とうれしそうに語った。

 普段は車や医療機器などの部品を製造している同社。武山専務は「今後も本業に力を入れつつ、他のバネ工場が作ったことのないユニークな製品を作りたい。これらの活動で、地域の工場を盛り上げられたら」と意気込む。

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