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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2011.09.29

10周年を迎えた「二俣川合気会」代表
岡春庭(はるにわ)さん
泉区在住 60歳

秘める強さで、自己高め



 ○…国内外に展開する合気道組織の連盟道場として、10年前にスタート。数人で始めた当初は人集めにも苦労したが、今では23人の仲間が稽古に励んでいる。師範に勧められたことがきっかけで始めた道場。この10年はあっと言う間で、「あれからもう10年、歳をとったのか」とあまり実感はない様子。だが、来月の記念演武大会に向けて、Tシャツや記念誌を作るなど節目の年を盛り上げる。



 ○…週に2回、万騎が原中学校の格技室で稽古を行う。日本武道の一つでもある合気道は、技の稽古を通して心身を高めることを目的とする。そのため、他者と優劣を競う概念はない。稽古では基本を重視しており、どこに行っても恥ずかしくないような合気道を身に付けてほしいと指導する。「合気道は、人間の持つ無限の力が開発される」。穏やかながらも、どこか強さを感じさせるたたずまいは、その力によるものなのだろう。



 ○…合気道との出合いは27歳。電気メーカーに勤めていた当時、体重が15kgも落ちるほど体を壊してしまった。「元気になりたい」と、昔から憧れていた武道を始めようと考えた。「今さら剣道はできないし、柔道っていう体格でもない…」。そこでたどり着いたのが、老若男女の愛好者がいる合気道。少しずつ稽古を積み重ねるうちに、健康も実感できた。現在は5段の腕前を持つが、今でも師範のもとへ稽古に訪れる。「稽古しないと技が固まってしまうからね」。その道に終わりはない。



 ○…本業は、税務会計事務所の所長。「仕事は趣味で、本業は合気道」とおどけるが、日々企業の経営改善、サポートのため奔走している。顧客と自身に対して掲げるテーマに”ウェルスライフ”がある。税理士に転職したのも、合気道を始めたのも、「人生を充実させるため」。旅行や楽器、料理に英会話。まだまだやりたいこともたくさん。合気道で培った内側に秘める強さを持ちながら、人生を悠々と楽しむ。

 

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