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旭区版 掲載号:2012年12月20日号 エリアトップへ

アパートオーナーの哲学―【5】 省エネ住宅を考える 「省エネ住宅のつくり方」

掲載号:2012年12月20日号

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 住宅はつくり方次第で、エネルギーのコストは大きく異なってきます。

 カナダやアメリカでは、省エネ木造住宅の建設は100%高気密高断熱住宅しか建てさせないということを、多くの州の法律で義務化しています。省エネを可能にした建材の第一に、「ストレス・スキン・パネル」と呼ばれる、2枚の構造用合板で厚みの異なる発泡ウレタン製の断熱材を挟み込んだ、長い大きな断熱兼壁材として開発されたパネルが挙げられると思います。

 これに使われる合板は、製材所で製材される度に出る切れ端をチップ状に裁断し、長さ4m幅1・8mの金属製の型に、高さ50〜80cmに積み上げた状態にしてプレスしていきます。最終のパネルの厚みは薄い板で11・8㎜、厚いもので25cm位です。使用する板は、木片をチップ状にしたものを圧縮してあるので、木の繊維はあらゆる方向をむいています。そのため、せん断力はコンポーネントパネルより強いと思います。ですから、家の骨組みが出来上がれば、そのパネルを四方に張り付けていくと家の外壁は仕上がります。これは一番高い人件費の大幅な圧縮と工期の大幅短縮という大きな利益も生み出します。以上の工事で魔法瓶住宅の骨格は完成するので後は室内工事と外壁の化粧材の貼り付けだけです。

 これまでコラムでお伝えしたことは、北米大陸の事例です。日本でもこのような省エネ住宅が普及することを、私は願ってやみません。

※今回でコラムは終了となりますが、興味のある方は左記までお問合せ下さい。
 

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