誕生5年を迎えた旭区キャラクター「あさひくん」をデザインした 山室 萌美さん 県立産業技術短大校出身 24歳
「あさひくん」まるで我が子
○…旭区誕生40周年を記念して生まれた「あさひくん」。20日の「旭ふれあい区民まつり」では5歳を祝う誕生会が行われるほか、「あさひくん」の活動歴と自身の作品を集めたパネル展も今月から旭図書館で開催される。あさひくんの活躍を「すごい頑張っている。こんなにいろんな場面で活躍してくれて嬉しい」とわが子のことのように話す。
○…中尾の県立産業技術短期大学校に在学中の5年前、校内で見たマスコットキャラクター募集ポスターが応募のきっかけに。友人たちが区の花、アサガオをモチーフに制作するのを見て、違うデザインにすることを決めたという。旭区という区名から「朝日」を連想、太陽をイメージさせる「あさひくん」が誕生した。ポイントは「手が羽根になってて飛べるところ」と話し、誕生から現在まで「どんどん個性がプラスされていくのもおもしろい」と温かい眼差しで見つめる。
○…現在、地元藤沢市の湘南台文化センターでアルバイトをしながら創作活動を続けている。イラストなども手がけるが、メーンは「4コマ漫画」。普段描くのは「爆笑じゃないけど、『フフッ』って笑えるような、ゆるい作品」。作品の主役は猫や恐竜など、動物を擬人化してゆるくかわいく描くことが多い。「現実にはないことが漫画の中にはある。イメージに命が吹き込まれるのがおもしろい」とその理由と魅力を語る。わずか4コマの限られたスペースに、かわいらしさと小さな笑いを凝縮する。
○…「あさひくん」や自身の4コマ作品のように、あくまで自然体。「いつかプロに」と考えているが、「なかなか行動に移せない。考えて描くのが楽しい、で終わっちゃっている」と苦笑い。一方で「あさひくん」の活躍を家族がとても喜んでくれているのだという。「あさひくんがこんなところにも登場しているんだとビックリすることがある」。生みの親として、遅れを取るわけにはいかない。
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