旭区内各地でライブを企画、主催する 小山(おやま)倫江(みちえ)さん 今宿南在住 47歳
音楽で紡ぐ地域の輪
○…旭区内のカフェやブティックなどで、自ら企画しライブを開催している。昨年の11月に初開催し、今後も2月22日、3月にも2回決定。原動力は「単純に音楽が好き」という気持ちと、自分の好きなアーティストを集めてライブをやりたいという思い。「近所でやることで普段ライブハウスに足を運ばない人も見られる。アーティストも活動の場が広がり、今後に繋がっていく」と胸中を明かす。
○…ライブを始めたのは人と人の縁であり、地域の絆があったからこそ。昨年秋、鶴ヶ峰のブティックで「ライブやりたいですね」と店長と話をしていたのがきっかけになった。その店長の誕生日を祝う席で、元中ノ森バンドの三島亜紀子さんと同席。地域で音楽活動を続ける三島さんに「ライブやりましょうよ」と声をかけた。初ライブを見に来ていたカフェ店長の店で、第2回目を開催。行きつけだったブティックで「うちの店でもやりたいな」と3回目のライブが決定した。
○…「新しいものや珍しいものが好き」と話し、持ち前の行動力でやりたいことには一直線。3年ほど前には「お店に売ってもお金にならないなら、自分でやろう」と、仲間に呼びかけて鶴ヶ峰の鎧橋自治会館でフリーマーケットを定期的に開催していた。続けるうちに「私も出したい」と参加者が増加。そのときの仲間が今もライブを見にくるなど付き合いが続く。
○…ライブは場所探しや集客などで大変なことも多いが、「もうけるためにやっているわけではない。むしろマイナス」と苦笑い。「いつか応援している人たちがメジャーになってくれたら」。その一心で、いずれはサンハートなどの大きな舞台での開催を目指す。また、ライブを通じた新しい出会いやつながりも生まれている。「ライブを通じて新しい出会いやなかなか会えない人にも会える。自分以外にも、旭区民の交流が広がっていくのが楽しい」と笑顔が弾けた。
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