聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院=矢指町=の小児病棟(2階南病棟)の名称が5月に「こどもセンター」(瀧正志センター長)に改称された。総合病院の強みを生かした包括的な治療を行っていく。
同センターでは小児急性疾患から慢性疾患の診断・予防・治療を目指す。小児科・小児外科を中心に、脳神経外科、形成外科、整形外科、耳鼻科、皮膚科、眼科などが連携し、集学的な治療を行うのが特徴だ。複数の科の連携により、科を超えた小児領域の臨床研究を推進していくという。瀧センター長=写真・前列左=は「子どもと家族にとってやさしいセンターにしたい」と意気込む。
センターのスタッフは医師や看護師、薬剤師、保育士など27人で、総合的なケアを行っていく。看護師の金田絵理さん=同・後列右=は「大学病院というと地域になじんでいないイメージを持たれがちだが、親しみを持ってもらえるような環境にしたい」と話す。
地域とも連携
同院では年2回ほど勉強会を通じて、地域の医療機関との医療連携を行っているが、今後は幅広い科を含めた勉強会を実施していく考えだ。瀧センター長は「地域との医療連携をさらに強化して、充実した医療を提供していければ」と話した。
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