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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2016.02.25

地域子育て支援拠点「ひなたぼっこ」で横浜子育てパートナーを務める
植田 和子 さん
区内在住 

子育ての悩み 分かち合う

 ○…子育て期のさまざまな悩みに応じる「横浜子育てパートナー」としての活動が、1月26日から始まった。これまでもひなたぼっこで相談担当のスタッフとして悩みに応じてきたが、より専門的な知識を持った立場にステップアップした。「専門の相談員になったからといって、ママたちにとって敷居の高い存在にはなりたくない。今までどおり、気軽に話してもらえたら」。ふんわりした笑顔で話す。

 ○…6年目を迎える二俣川の子育て支援拠点「ひなたぼっこ」開設時からのスタッフとして、たくさんの親子と触れ合ってきた。「0歳は体の発達のこと、1歳は食事やしつけ、2歳は友達とのトラブル…。悩みはみんな同じ。頑張り屋さんのママが多いから悩んじゃう」。そんな時、誰かに相談するだけで、気持ちは大きく変わるという。「『誰か聞いて!』という愚痴でもいい。ちょっとでもひっかかることがあったら、自己嫌悪になる前に吐き出してほしい」と呼びかける。

 ○…結婚前は幼稚園教諭を務めた。「昔から子どもが好きで、ずっと幼稚園の先生に憧れていました」。結婚を機に横浜に住み始め、2人目は旭区で出産した。旭区の保育ルームを利用していた時に、子育て支援ボランティアグループ「あさがお」の存在を知った。次第に「子どもと関わる活動をしたい」とあさがおに加わるようになり、区の子育てアドバイザーとしても活躍。「子育ての悩みはあったけど、周りと分かち合うだけで前に進むことができた」。自分自身の経験が、活動の源となっている。

 ○…22歳と18歳になった子どもたちとは、買いものに出かけたり、LINEをするなど良い関係を築いている。子育てを振り返り、思うことがある。「子育てに正解はない。子どもが結婚して子どもを持って子育てをした時、初めて私のしてきたことが見えてくると思うんです」。将来、2人は母親の姿を思い出し、何を感じてくれるだろうか。

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