旭区自衛消防隊連絡協議会の会長を務める 関根 工(たくみ)さん 本宿町在勤 51歳
運命に導かれ、職務に励む
○…区内の企業や事業所などが、防火防災活動に取り組む自衛消防隊。前任者から引き継ぐ形で今年7月、区内39事業所が所属する連絡協議会の会長となった。「このような仕事は初めて。まずは会員の皆さまに迷惑をかけないよう、一生懸命務めさせていただきたい」と気を引き締める。
○…茅ヶ崎市出身で、「地元・神奈川の食品会社に勤めたい」という思いから大学卒業後にタカナシ乳業株式会社へ入社した。製造や品質管理を中心に国内各地の工場での勤務を経験し、現在は本宿町の横浜工場長を務める。同工場は商品のパッケージングが行われ、365日稼働していることから、従業員や工場の安全にも日頃から注力する。自衛消防隊もさまざまな部署からメンバーが選抜されて「自分たちの安全は自分たちで守る」という意識で日々訓練に励んでいる。
○…仕事の影響から、各地の牛乳を飲み比べることが楽しみの一つ。勤務経験のある地域はもちろん、高速道路のサービスエリアなどで販売されている各地の商品などもチェックする。「生産地によって、味は全然違う。皆さんもぜひ好みの味を探してほしい」。仕事柄生産者の声を直接聞くこともあり、「牛乳ができるまでの物語を感じると、また味が変わってくる」と熱く語る。
○…前任地の岩手工場があったのは、全国大会に出場するほど地域の消防団活動が盛んな岩手県の葛巻町。工場には消防団の活動に参加する従業員も多く、消防活動を間近で感じる機会となった。「岩手に行ってから消防活動に対する意識が変わった」と岩手での日々を振り返る。その後横浜へ赴任し、自衛消防隊の職に就いた時には「運命を感じた」。岩手での経験を糧に、地域の安全を守るため職務に励む。
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