一般財団法人若葉台まちづくりセンターで理事長を務める 監物(けんもつ) 宏之(ひろし)さん 神奈川区在住 61歳
街の発展支える黒子に
○…若葉台地区の住宅や施設の管理・運営・工事・設計などを担う一般財団法人「若葉台まちづくりセンター」で、6月末から理事長を務める。神奈川県住宅供給公社の一員として同地区の業務に携わった経験もあるが「若葉台を理解しているつもりだったけど、それは氷山の一角。思っていた以上にこの街を大好きな住民の方が多く、奥深さを実感した」。謙虚な姿勢で地域に向き合う。
○…今から40年前の1979年に入居が始まった横浜若葉台団地。建築を学ぶ学生だった当時、アルバイトとして建設工事に携わったことが若葉台との最初の関わりだった。「当時は若葉台ということも、どこが作っているのかもよく分かっていなかった」。就職活動を経て、縁あって同団地を開発した神奈川県住宅供給公社へ入社。その後は地区内の住宅棟やスポーツ施設の設計、都市計画などの業務を経験した。
○…生まれも育ちも横浜で、神奈川区出身。中学で野球、高校で柔道、大学でカヌーとさまざまなスポーツに打ち込んできた。特にカヌーは今も続ける趣味で、これまでに仲間と共に北海道から沖縄まで足を伸ばしたほか、カヌーに乗って行う球技・カヌーポロの教室では子どもたちを指導。「最近はなかなか時間が合わなくて」と残念がり、仲間たちと会うことを心待ちにしている。
○…地域として建物や設備の老朽化、住民の高齢化といった課題を抱えるが、未来を見据えた「横浜若葉台みらいづくりプラン」の策定、民間企業と連携したオンデマンドバスなど、新たな取り組みも推進。地域の発展のため、さまざまな形で力を尽くす。「住民の方々の意向に沿って、黒子として支えていきたい」。これまで以上に選ばれる街を目指し、地域と共に進んでいく。
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