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旭区・瀬谷区 人物風土記

公開日:2023.06.15

横浜市ソフトボール協会から「終身審判員」の称号を受賞した
野中 登さん
さちが丘在住 76歳

長年のジャッジ報われた

 ○…長年にわたりソフトボールの全国大会などの審判を務めてきた人から選出される「終身審判員」。「審判にとって最高峰の賞をもらえて嬉しい」と喜びをにじませる。試合中、球が直接身体に当たることもよくあったが痛い時でも声は上げず我慢し、1日に4試合担当することもありきつかったそうだが「1回も大けがはしなかった」と笑って振り返る。

 ○…東京都の日本橋出身。野球をやっていた父親の影響で、幼い頃から遊び程度で軟式野球はやっていたものの、ソフトボールには詳しくなく、30歳の頃まであまり縁がなかった。転機となったのは、職場の先輩からの「子どもたちのソフトボールチームの監督をやってくれ」という一言。二つ返事で引き受けるも「ルールは簡単だと思っていたが難しかった」と苦戦。それでも「子どもにきちんとしたことを教えたい」と勉強を重ね、審判の資格を取得。以来40年以上、地元の学生の試合から全日本シニア大会まで、さまざまなソフトボール大会の審判を務めてきた。

 ○…中学生から20代の頃までバスケに打ち込んでいた。「背番号4のキャプテンだったよ」と誇らしげに笑う。趣味は野球などのスポーツ観戦。子どもの頃からの巨人ファンで「江川や中畑を生で見ていた」「レフトの高田繁が強肩だったんだよ」と夢中で語る。「今夜は一杯やりながら巨人の試合でも観ようかな」と楽しそうな様子。

 ○…今年も既に9試合の審判を担当した。「まだまだ現役で審判を続けていく」と意気込む。現在、審判員の数が減少傾向にあり、人手不足とのこと。また、審判員は80歳以上の人が多く、審判員の高齢化も課題だという。「これから若い人をとりこんでいきたい」と今後の展望を語る。

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