横浜隼人中学・高等学校の校長に4月1日付けで就任した 朝木 秀樹さん 阿久和南在勤 61歳
失敗恐れずチャレンジを
○…学校の舵取りを担う校長就任にあたり「身の引き締まる思い。緊張感をもって職務に当たっていく」と決意を固める。生徒たちについては「挨拶もしっかりしていて、素直で元気。素晴らしい子どもたちばかり」と評価する。
○…父親の影響で小学生の頃から野球一筋。ポジションはキャッチャーで、大学時代はテレビキャスターの大越健介さんとバッテリーを組み、試合で活躍した。三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行してからは一度離れたが、息子たちが少年野球を始めたことを機に、チームのコーチや監督を務めた。川崎市在住で、家族は妻と2人の息子と娘。座右の銘は銀行員時代に学んだ「迷ったらGO」。「悩んで何もせずに後悔はしたくない。走りながら考えるタイプなんです」
○…高校野球に打ち込む子どもに触発され、「無性に監督をやりたくなって」と、銀行を約30年務めた後に都内の学校の事務長となり、教育者の道へ。筑波大学附属駒場高校の外部指導員として監督を5年間務めた経験もある。そして練習試合などで交流のあった横浜隼人に誘われ、昨年9月に副校長に着任。「ここまで至れたのは、野球の神様のお導きのおかげ」と話す。
○…学校だけではなく、世間の若者たちは「失敗を恐れて何かに挑むことを避けているのではないか」と危惧している。「それは、大人が挑戦する姿を見せてこなかったからかもしれません」。そのため、何事にもチャレンジできる環境と学校の風土を教職員と協力して作っていきたいと考えている。「勉強やイベント、部活など生徒たちには得意なことをどんどん伸ばしていってほしい」──。そして、高い目標にも挑戦してほしいと望む。
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