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旭区・瀬谷区 社会

公開日:2025.07.08

横浜市瀬谷区のケアマネ組織
処遇改善など求め、厚労大臣政務官に要望書
賛同署名9342筆とともに

  • 吉田政務官(中央左)に要望書を届けた橋本さん(同右)

 横浜市瀬谷区のケアマネジャー(介護支援専門員)で組織される「瀬谷ケアマネット」が6月26日、処遇改善や制度見直しなどを求める要望書と賛同者の署名9342筆を、厚生労働大臣政務官の吉田真次氏に提出した。

 要介護・要支援認定を受けた人が適切なサービスを受けられるよう、さまざまな業務を担うケアマネ。賃金水準の低さ、5年ごとに必要な資格更新研修の負担の大きさ、業務範囲外の仕事の多さなどから、全国的になり手不足が叫ばれている。

 同団体では人材確保や介護サービスの維持などを目的として、ケアマネの賃金改善、資格更新研修の見直し、過多な業務や制度負担の軽減などをまとめた要望書を作成。4月から6月にかけて賛同者を募り、市内外から9000を超える署名が集まった。

 26日は同団体の橋本あかねさんや小松巧さんをはじめとする関係者らが吉田政務官を訪問し、要望書と署名を手渡した。ケアマネの現状や課題について意見交換する時間もあり、吉田政務官は「足元において取り組むべきことと、10年後を見据えた政策を、現場の皆さまのご意見を伺いながら着実に推進していきます」とコメントした。

 「10年後のケアマネジャーのため、憧れられる仕事になるように一つでも変わることを期待したい」と橋本さん。小松さんは「署名活動で終わりではなく、これが始まりであり”きっかけ”。人材不足を解消し、介護が必要な方が安心してサービスを受けられるようにしたい」と話した。

 

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