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公開日:2025.09.04

希望が丘活性化、始動へ
交流拠点がプレオープン

  • イベントの参加者ら

 地域の情報発信や住民間交流の拠点となることを目指す「希望が丘チャレンジベース」=旭区中希望が丘101の1=で8月29日、オープニングイベントが開催された。同所では、地域住民や外部の企業、学生が運営に携わり、今後は住民が集えるコミュニティカフェやコワーキングスペースの開店、ワークショップの実施などを予定している。

 設立の背景は、希望が丘地域の高齢化によるコミュニティの希薄化や、空き店舗の増加などの課題だ。一方で、相鉄線の直通線開業もあり子育て世代の流入も多くなった。そのようなポテンシャルを生かし、住民同士のつながりを作ることで地域活性化したいという機運が高まっていた。

学生も運営に参加

 同所の共同代表を務めるのは、希望が丘地域で子どもの居場所づくりなどに携わるNPO法人ハートフル・ポート代表の五味真紀さんと、建築を学ぶ大学生のキャリア形成を支援する、株式会社キャリア・ナビゲーション=東京都=代表の長嶋哲夫さんだ。

 長嶋さんによると、学生を巻き込んだ活性化への協力の依頼があったという。大学生と社会人によるディスカッションを企画する「ジョブヨク」も運営に加わり、学生との協働の場としての機能も展望する。

 五味さんによると「これまで金銭の問題などでとん挫していた」というが、外部企業も加わる今回の取組に合流し、希望ケ丘駅前の空き店舗だった場所での拠点開所にこぎつけた。

 開所にあたり、必要だと思う施設のアンケート調査を地域住民に実施。カフェや多世代が交流できる場が多く挙がったため、気軽に立ち寄れるようなカフェやコワーキングスペースを構想した。

 29日のイベントには、地域住民ら82人が参加。交流会が開かれたほか、これまで神戸市などで地域活性化に携わってきた永田宏和さんによる講演も行われた。

 五味さんは「自治会長など、地域の人との連携を進めていく。住民が主体的に関われるように仕掛けていけたら」と今後を展望する。

 カフェ開店など、同所の本格始動は年明け以降を見込んでいる。

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