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公開日:2026.01.29

横浜ひなたやま支援学校
初の「税の出前授業」
専門家と“公平”考える

  • 身近な例として消費税の仕組みを解説

    身近な例として消費税の仕組みを解説

  • 視覚的に「1億円」のボリューム感を伝えた

    視覚的に「1億円」のボリューム感を伝えた

 南瀬谷の神奈川県立横浜ひなたやま支援学校で1月23日、「税の出前授業」が開催された。卒業後に社会に出る生徒たちに、税について学んでもらおうという初の試み。税務広報広聴官の渡邊一輝さん(横浜中税務署)が、税金の役割や種類に加えて、公平な負担などについて解説した。

 同校は高等部のみで、知的障害のある生徒が自立や社会参加を目指して学習している。これまでにも税や選挙について学んできたが、同官の出前授業は初。渡邊さんによると、特別支援学校で行うケースは珍しく、横浜市立若葉台特別支援学校=旭区=で同様の事例があるという。

負担割合を議論

 23日の授業には、卒業を控えた3年生およそ30人が参加した。渡邊さんは冒頭、警察や消防、道路・公園、ゴミ収集から災害派遣まで、さまざまな公共サービスや施設を紹介。約50種類の税金があると言い、「私たちが安全に安心して、豊かに暮らすために使われています」と解説した。

 後半は「公平ゲーム」を実施。年収の異なる3人が存在する街に橋を造る場合、公平に負担する方法を考えるというもので、生徒たちはグループに分かれてディスカッション。得ている収入によって負担額も変えるという意見が多いなか、「橋はみんなが使うから同じ額を払うべき」といった声も上がった。

 渡邊さんは意見が出そろった段階で、実は高年収の人は子どもが4人いるため支出が多く、年収が一番少ない人は多額の貯金で生活に余裕があることを紹介。「稼ぎのほかにも注目する点があり、全員が納得する方法を絞れない」と、公平の難しさを説明した。

 授業を受けた生徒は「税金が50種類もあると聞いて驚きました。知らなかったものも多く、勉強になりました」とコメント。別の生徒は「色んな状況を考えなければならないので、公平にお金を集めることは難しい。その人が支払える金額にすることが大事だと思います」と振り返った。根本知(さとし)教諭は「『不公平にならないように』と子どもたちなりに考えてくれていて良かった」と手ごたえを感じていた。

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