横浜市出身の女優・五大路子さんが座長を務める「横浜夢座」の第11回公演「〜ドリームランドへの手紙〜俣野町700番地 夢の国」が10月24日(木)から30日(水)まで、ランドマークホールで行われる。多くの市民に愛された横浜ドリームランドへの郷愁を、温かな視点で描いた作品だ。
現在は跡地に横浜薬科大学などが建つ同園は、国内先駆けの遊園地として1964年、戸塚区に開園したが、経営悪化のため2002年2月17日に閉園した。
五大さんは幼少期から親しみがあり、母親となってからも子どもとよく訪れたというファンの一人だ。閉園日も訪れ、「そのときに見た、寂しそうに遊具に向かう職員の姿が忘れられなかった」と話す。
今年に入り、その光景が突然思い出された。その日は偶然にも閉園日の前日。五大さんは強い衝動に駆られ、すぐに舞台化に向けて動き出した。地元の協力も得て、名物男性従業員として親しまれた「ヘイヘイおじさん」=「人物風土記」で紹介=を探したところ遭遇。「これは行ける」と確信し舞台化が決定した。
ストーリーは閉園から数年後、園で働いていた仲間たちが再び集まり、特別な「彼」を祝福する…というもの。
今回、元職員で筋金入りのファンとして出演する女優の日向薫さんは「ドリームランドはまさに時代の象徴。庶民的な雰囲気が良かった」と自身の思い入れも強い。五大さんは「園への熱い想いが詰まった作品。懐かしさや人の心の温もりを伝えたい」としている。
料金は全席指定で前売りが一般5000円、学生3000円(当日は各500円増)。問い合わせは事務局【電話】045・661・0623(平日午前10時から午後5時)。
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