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公開日:2014.03.06
いちょう小学校
児童が「閉校の会」
教職員らと思い出共有
統合により3月で41年間の歴史に幕を下ろすいちょう小学校(田中秀仁校長)で3月1日、児童による「閉校の会〜ありがとういちょう小学校、最高の思い出を忘れない」が開催された。各学年の代表児童が同校について話したほか、全校児童が「お別れの言葉」や合唱を行うことで、教職員や地域住民らと感謝の気持ちを共有した。
同校のライオンダンスクラブ(中国の伝統舞踊)の発表で始まった会の冒頭で田中校長は「とうとうこの日が来てしまった。残念な気持ちだが、希望もある。学校がなくなると地域が寂しくなるといわれるが、いちょうは違う。思いやりがあり、文化や宗教が違っても住みやすいまちのモデル地域として、飯田北小と一緒に全国の発信地となってほしい」などと述べた。
思い出インタビューに参加した児童(敬称略)は、トランミンアン・レーグエンバオヴィー(1年)、山田こうへい・さかいゆう(2年)、藤原たけし・ケイサユリ(3年)、亀井貴美・グエンスアンヴィ(4年)、小林飛鳥・ダンスアンキエウチャウ(5年)、高橋輝梨・板垣大空(6年)の12人。
学校生活で楽しかったことやうれしかったことなどの質問に、代表児童はドッジボール集会や球技大会、運動会、遠足などと答えた。学校の好きな場所やいいところについての質問ではピロティや教室、様々な国籍や国出身等の友人が出来たことなどを挙げた。
41年間の歴史を収録した「ありがとう」DVDでは各年度の写真が紹介された。1970年代の児童数の多さを知った児童から驚きの声が上がり、近年の写真では笑い声があふれた。
来賓や保護者らを前に述べた「お別れの言葉」では児童が思いを込めて声を振り絞り「学校がなくなってもいちょう小の思い出を忘れない。友達を大切に、夢と思いやりを持って、いちょう小ありがとう」と締め、校歌等を合唱した=写真。
閉校プロジェクトリーダーを務めたトランタオミーさんは「閉校と聞いて悲しかったが、最後の卒業生として誇りを持っている。いちょうの楽しい思い出を忘れずにいたい」と話した。
県営いちょう団地を学区に1973年開校した同校は、児童数が2千人を超えた年度もあったが、近年は減少傾向。一方、外国籍や外国出身等の児童は増加傾向で、昨年5月1日現在の児童数161人中、122人(約75%)を占める。
同校は飯田北小に統合され、4月に飯田北いちょう小が開校する。
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