一般社団法人神奈川県洋菓子協会の作品展が6月3日と4日、藤沢商工会館「ミナパーク」で行われ、ラ・ベルデュール(緑園・服部明代表)のパティシエ6人が3部門で受賞。大野航さんはマジパン部門で最高賞の日本洋菓子協会連合会会長賞を受賞した。
大野さんはアーモンドと粉砂糖を混ぜ合わせた洋菓子で、食紅などで着色することもできるマジパン部門に出場。同部門で定められているのは台の大きさと高さだけ。パティシエたちが工夫を凝らした作品が並び、見た目の美しさや色使いなどが審査された。
日々の業務に支障がないよう日付を越えないことを心がけた大野さんは、短期集中で製作に取りかかった。休日も店を訪れ、約1カ月半の製作期間を経て完成させた作品は「小人の人形工場」がテーマでウサギの人形を小人たちが直している様子を表した。「小人たちが今にも動き出しそうな生き生きとした表情にこだわった」と話す。
6人とも全国へ
同店からは井出圭亮さん、照井秀昌さん、紅谷未央さん、諸川涼子さん、岡本楓さんの5人も受賞。
井出さんはマジパン部門で銅賞、チョコレートを使ったコンフィズリー部門では照井さんが銀賞、紅谷さんが銅賞に輝いた。
22歳以下が参加するジュニア部門では諸川さんが金賞に、岡本さんが銅賞を受賞した。
6人は今回の作品をベースに、10月の全国大会へ向けて再び構想を練る。「レベルの高い商品を提供できるよう技術を磨いていきたい」と大野さんらは話した。
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