泉警察署管内で今年上半期に発生した犯罪は419件で、昨年上半期より94件減少した。県内で多発した自販機荒らしの発生が区内では顕著で55件と倍増したが、自転車などの窃盗が327件で62件減ったことなどが、全体の件数減につながった。
窃盗犯の手口別では、空き巣が8件(前年比10件減)、忍び込みが10件(2件減)、出店荒らしが4件(9件減)の一方、昨年なかった金庫破りが3件、学校荒らしが1件、病院荒らしが2件発生した。
乗物盗難では、自動車が10件(10件減)と半減し、自転車も70件(32件減)に。一方、アメリカ製オートバイ「ハーレー」を狙った窃盗が県内で多発し、区内でもオートバイ盗難が48件(10件増)と増加した。泉署ではハーレーの所有者に注意喚起を行った。
その他では、置き引きが3件(8件減)、車上狙いが25件(4件減)、部品狙い16件(20件減)、万引き33件(14件減)などが減った一方、自販機荒らしが昨年の26件から倍増した。なお、自販機荒らしの大半を行ったとされる犯人は逮捕されている。
振り込め詐欺の今年上半期被害額は全国で268億円(警視庁調べ)、県下で約23億7800万円(県警調べ)と最悪ペースに。
区内の発生件数は15件で昨年と同数、被害額は5800万円で増えた。区役所の職員を語る還付金詐欺等も横行しており、被害者は高齢の女性が多かった。
泉署では還付金詐欺のほか、夏場の痴漢など不審者、公然わいせつ等に注意を呼びかけている。
人身事故が減少
泉署管内で今年上半期に発生した人身交通事故は238件で昨年より14件減少した。死者は2人(1人増)、負傷者は274人(6人減)だった。
区内に8カ所ある交番別では、中田が54件(15件減)、和泉が39件(6件減)など5カ所で減少した一方、上飯田が47件(12件増)、下和泉が36件(8件増)など3カ所で昨年より増加した。
人身交通事故の発生原因は安全不確認が最も多く、場所は交差点が約46%、年齢別では高齢者が約30%、車両別では二輪車が約30%を占めた。
事故が発生した時間帯は午前8時〜10時の37件(7件増)、午後2時〜4時(11件増)と4時〜6時(1件増)の各34件が多かった。夕方〜早朝は午後6時〜午前2時の時間帯にそれぞれ昨年よりも減少した一方、午前2時〜4時が4件(3件増)、同4時〜6時が8件(5件増)と増加した。
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