瀬谷区・泉区などで活動しているサッカーチーム「バンデリージャ横浜」(岩崎輝紀監督)が、神奈川県立体育センターで10月に行われた「第20回全日本ユース(U-15)フットサル大会神奈川県大会」で初優勝し、11月22日と23日に栃木県宇都宮市で行われる関東大会への出場権を獲得した。
県内の中学生フットサルチームやサッカーチームが参加した同大会。男子13チームがトーナメント戦、女子はリーグ戦で競い合った。フットサル大会への出場は初めてという同チームだったが、初戦から順調に勝ち上がり決勝へ。FC湘南との対戦は点を取り合う展開になったが7対6で接戦を制した。
11人で戦うサッカーに比べ、フットサルは5人と少なく、ピッチ自体も小さい。さらにキックインやコーナーキックを4秒で蹴らないといけない「4秒ルール」など、サッカーと違う点がいくつかある。岩崎監督は「選手たちは大まかなルールしか分からない状態で挑んだ。今回の優勝は選手たちが3年間で身に付けてきた個人技で対抗した結果」と喜んだ。
選手一人ひとりの意思が強く、試合でもそれぞれの主張がぶつかることが多いという同チーム。今大会ではそれがなかったといい、「グラウンド内外問わず、選手同士のコーチングに対して、素直に受け入れる皆を見て驚いた」とキャプテンの隼田陸希君。「チームとしても個人としても、初めての大会で優勝出来たことがとにかく嬉しい。今まで2年半やってきた中で、初めてチームとして戦えたと思う」と話した。
隼田君は、初の関東大会へ向けて「自分たちが今まで努力して身に付けた技術に自信を持って戦って行きたい。必ず全国大会へ進みたいと思う」と意気込みを語り、岩崎監督は「とにかく楽しんでもらいたい」と声をかけた。
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