ターゲットバードゴルフ全国大会で優勝した 高橋 英子さん 中田東在住 70歳
モットーは生涯勉強
○…「様々なコースに対して持っている力をどこまで出し切れるかが勝負」とにこやか。羽根の付いたボールを、パラソルを逆さにした形状のホールに入れるまでの打数を競うターゲットバードゴルフ(TBG)。使用できるのは1本のクラブのみだ。ボールは風の影響を受けやすいため、コースに合わせて戦術を考える面白さがあるという。夫とともに友人に紹介されたことをきっかけに競技を始め、早10年。全国大会での優勝も勝ちとりすっかりベテランの域かと思いきや「まだまだ勉強中ですよ」と至って控えめだ。
〇…生涯スポーツとして人気のTBG。泉区の競技人口は市内屈指で、200人を超える。もともと学生時代は陸上や卓球に汗を流したスポーツウーマン。結婚後は夫とテニスを始め、県大会で上位入賞を果たしたこともある。TBGを始めるまでゴルフの経験はなかったが、「会員同士の練習が楽しみで続けてこられた」と。それほど体力を必要としないことや、相手ではなく、自分との闘いである点も魅力。50歳の頃にテニスは”引退”し、今ではTBG一本に絞っている。
○…泉区に住んで40年以上。4年ほど前から高齢者施設を訪問し、利用者の話し相手になる傾聴ボランティアを続けている。「人生の先輩とお話しをさせて頂くことも勉強ですから」。話しの中で繰り返し口をついて出る「勉強」という言葉には、いくつになっても尽きることのない向上心がのぞく。
〇…「定年後のスポーツというイメージがあるが、決してそんなことはない」と言い切り、ゴルフ経験者も初心者も手軽に健康的でいられるスポーツとして、若年層の参加を期待する。和泉町の金子山には常設の練習場があり、「いつでも誰でも楽しむことができる」とニッコリ。「好きなことをやらせてもらっている分、世の中に恩返しをしていきたい」。今後は競技者だけではなく、普及活動にも力を入れていく。
|
|
|
|
|
|