横浜市は昨年12月、放射性物質を含む下水汚泥焼却灰を1月以降、南本牧最終処分場(中区)の陸地化部分に試験的に埋め立てをすると発表した。安全を確認した後、放射性物質濃度が低下した2014年4月以降の汚泥焼却灰を対象に埋め立てる方針だ。
汚泥焼却灰は現在セシウム濃度が1kgあたり300ベクレル前後で推移。処分はごみ焼却灰を混ぜ同100ベクレル未満にしてから行うという。同処分場では陸地部に穴を掘り、混合灰を埋め立て、確実に土で覆う。敷地境界の空間線量、排水の放射性物質濃度は継続的にモニタリングし、公表するとしている。市環境創造局下水道施設管理課の担当者は「4月以降の焼却灰だけでも4〜5000トンある。処分には、1年以上かかる」と話している。
横浜市が最初に南本牧への埋め立てを発表したのは、2011年9月。だが、周辺住民や関係者らへの説明が開始直前だったため、反対意見が強く計画は一時、凍結していた。
泉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|