神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
泉区版 公開:2015年2月26日 エリアトップへ

第三京浜道路 不正立入り対策を強化 多発箇所に標識設置など

社会

公開:2015年2月26日

  • LINE
  • hatena
進入禁止を視覚と聴覚に訴える(写真・京浜管理事務所 提供)
進入禁止を視覚と聴覚に訴える(写真・京浜管理事務所 提供)

 横浜市内を走る自動車専用の主要高速道路の一つ「第三京浜道路」で、自転車や歩行者が立入る事例が多発している。管轄する「NEXCO東日本・京浜管理事務所」では、進入者に危険を知らせる標識等の設置を急ぐ一方、地域ぐるみでの未然防止法や発見時の通報先などを周知。対策に乗り出している。

 第三京浜道路の不正立入りについては、一部の箇所で料金所ゲートを通過せず「ランプ」と呼ばれる無人の走行レーンからアクセスできる構造上の問題などに加え、ETC普及に伴う無人レーンの増加等に比例する形で、増加傾向にある。

 多発地点となっている都内の無人ランプ「玉川インターチェンジ」付近では昨年、160件の進入を確認。さらに横浜市内にも保土ヶ谷インターチェンジに向かう2カ所のランプ(三ツ沢公園そば、及び市民病院そば)が無人状態にあるため、同事務所では「横浜方面の数を加えれば件数は倍増するのでは」と分析する。中でも自転車の誤進入が7割近くに上るというデータもあり関係者は「実際、自分が誤進入している事に気付かず、そのまま走行してしまうケースが多い」と話す。

「4点セット」導入へ

 自動車専用道路への立入りは、ドライバーにとっても予期せぬ事態となり重大事故を引き起こすため、同事務所では対策に着手。当該者の視覚と聴覚に引き返すよう訴える「ポール・路面標示」「標識・回転灯(ブザー)」(歩行者用、自転車用それぞれ)の設置を、今年3月末までに完了させる。またこれに「赤外線カメラ」を加えた4点セットでの「立入り検知システム」を早期に構築していく方針で、この対策を既に施した箇所では進入者の9割が間違いに気付きUターンするなど、実績を残している。

認知症歩行者の問題も

 また近年は「道間違い」や「誤進入」といった従来の原因に加え「認知症の疑いのある高齢歩行者の立入り」も問題視されている。

 この対策に関しては「ランプ付近を一人で歩いているお年寄りを見かけたら、ひと声掛けて頂くなど、地域の方々もぜひ協力して頂ければ」と呼び掛けるほか、こうした道路上での異常を発見・察知した際は「緊急通報ダイヤル(♯9910)」の活用などもPRしている。

泉区版のトップニュース最新6

市内品評会で最優秀賞

大矢養鶏(和泉町)

市内品評会で最優秀賞

餌にこだわり「見た目よく」

3月28日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

災害時の資機材を敷地に

ゆめが丘グループ

災害時の資機材を敷地に

市ボラセンに協力

3月21日

46年の歴史に「ありがとう」

いずみ野小

46年の歴史に「ありがとう」

統合で4月から新たに

3月21日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

駅前に10階建マンション

ゆめが丘

駅前に10階建マンション

相鉄不動産が26年完成へ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook